旅するマラカス

アカウント作り直しました/小説やエッセイなど書きたいものを載せます

小説

【蛇にピアス的アングラ純文学】私の田ノ中①

※風俗嬢になった元優等生の少女・佐条が、ヤクザの犬になった中学時代の同級生・田ノ中と再会する、遅れた青春ストーリーです。性描写、暴力描写があります。系統的には「蛇にピアス」「限りなく透明に近いブルー」辺りを思い浮かべてください。もちろんそれ…

英語で読まされたアシモフとオーウェルはSF的体験をもたらしたかもしれない

今週のお題「SFといえば」今週のお題「SFといえば」多くの人がそうであるように、私のSF原体験は、ドラえもんだった。その後、涼宮ハルヒの憂鬱やら藤子・F・不二雄のSF短編集やらにはまり……とまあオーソドックスな漫画、ラノベ好きヲタクチョイスなのだが、…

【謎小説】スーパーマーケットの地下のコーヒーショップ

スーパーマーケットの地下のコーヒーショップ それは意識の隙間に入り込む。それというのはスーパーマーケットの地下にあるコーヒーショップの夢のことである。全国にチェーン展開されているありふれた街のスーパー。その地下一階でなぜか二十四時間営業を行…

【創作】醜い青年と異国の男娼の奇妙な交流

拝啓 親愛なるユリヤへ君に手紙を書くのは初めてですね。僕はヨシヤ。五年前の今ごろ、ガリサ島で君の部屋に泊まり(といっても君の客としてではなく)、ペアゾーネ祭の晩を過ごしたヨシヤ・アカオです。ユリヤ、お元気ですか。なんて、こんな挨拶をしたとこ…

【創作】推し活で病む女の子の話

『今日のために生きてた!』入力、送信。SNSの書き込みは大げさになりがちなものだけど、この言葉は等身大の私の本心。午後五時、ショッピングモールの渡り廊下には冷たい風が吹いて、赤いセットアップの襟ぐりから覗く素肌をいじめている。もう十二月も…

【文學界新人賞で三次落ちした小説】忘備録

夢野めぐみというタイトルで「忘備録」という小説?を書いて文學界新人賞に送りつけたことがあります。半年かけた大作は一次落ちしたのに3日も使わず書き散らかした純文学もどきの本作はニ次選考まで通過したのでわけわかんないなと思いました※エロとあたお…

【SF短編小説】環(わ)

【概要】少女二人の終末紀行。【本文】“そうして人類は永遠の眠りについた。そんな結末は許さない。永遠なんてあり得ない。夜の次には朝が来る”煙草の焦げ跡の散るアスファルトの上に紙飛行機が落ちていた。古いような、古く見せかけた新しいもののような、…