旅するマラカス

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朝に生まれて夜に死ぬ〜カウンセリングを受けた話



今日、学生時代からお世話になっているカウンセラー兼ヒーラーのちゃこさんという方のカウンセリングを受けに行った。

カウンセリングといっても名前のように仰々しいことはない。薬品のにおいのする白く無機質な部屋でチェックシートの記入を迫られるわけではない。かといってヒーラーという言葉に滲む怪しげなオカルト要素もない。


ただ、緑がきれいな部屋で手料理とお茶を振る舞ってもらいながら、長い人生経験を有するちゃこさんとおしゃべりをし、本音を引き出してもらうだけ。

第六感を含む観察眼に基づいた的確であたたかな、しかし押し付けがましくはないアドバイスがとてもありがたい。


最近キャリアのことで悩むことが多く、いろいろお話ししたのだが、目から鱗が出た言葉を頂いた。


「みんな、自分のやりたいことを後回しにするのね。自分がいつまでも生きてるという感覚があるから。だけど、時間は有限なんだよ。その日の朝に生まれて夜に死ぬのだとしたら何がしたいか、考えて、書き出してごらん。それで、できることからやっていったら、自分の軸ができていくから」


私は、書く仕事、文化に携わる仕事に憧れつつも挫折し、あれこれ遠回りしていた。けれどちゃこさんの言葉ではっとした。


朝に生まれて夜に死ぬ、凛として素敵な言葉だなと思う。


ちゃこさんはまた、気負わず書きたいことを書けばよいと言ってくれた。その言葉はずいぶんと気持ちを楽にしてくれた。


そういうわけで、今夜死ぬ今日の私は、文章の巧拙や反応を気にせず楽な気持ちで文章を発信することにした。

まず初めにこの言葉をシェアできたら嬉しいな、と思う。